こんにちは、しばやんです。
私の場合、1ヶ月40時間の勉強で危険物乙4に合格できました。
テキスト1冊と過去問題集1冊を使った勉強方法です。
やっていたことはシンプル!
「問題集を繰り返し解くことで知識を暗記する、忘れない勉強」です。
勉強方法と合わせて気づきやコツも紹介しています。
試験勉強の鉄則
危険物乙4に限らず、試験に合格するための鉄則があります。
この鉄則にしたがって勉強を進めれば、暗記系の資格試験には合格できます。
- 科目・問題数・合格基準を確認
- テキストを最初から最後まで読み流す
- 過去問題を解く
- さらに過去問題を1~2回解く
危険物乙4の勉強は、この4ステップです!
それでは、各ステップを進めるためのコツを紹介していきます。
暗記しながら忘れないようにする勉強法です!
危険物乙4試験の科目・問題数・合格基準の確認
試験科目 | 問題数 | 合格に必要な正解数 (60%以上の正答率) |
①危険物に関する法令 | 15問 | 9問以上 |
②基礎的な物理学及び基礎的な化学 | 10問 | 6問以上 |
③危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 | 10問 | 6問以上 |
危険物乙4は、マークシートを使った五肢択一式の筆記試験で、試験科目は全部で3科目です。
合格基準は、試験科目ごとの成績がそれぞれ60%以上であれば合格となります。
3科目のうち1科目でも正答率が60%未満の場合は、不合格です。
そのため、3科目をまんべんなく(=苦手がないように)勉強する必要があります。
問題数は、「物理・化学」と「性質・消火方法」は、各10問と少ないです。
基本的な問題を、間違ってしまうと合格が難しくなる問題数です。
科目ごとの勉強の順番ですが、苦手意識のある科目があれば、最初に。
苦手意識のある科目が無ければ、購入したテキストの内容通りに勉強を進めていいと思います。
私も、テキストの内容通り「法令」→「物理・化学」→「性質・消火方法」の順番で勉強しました。
科目「物理・化学」を苦手にされている受験者さんの声を反映されてか、最近のテキストは科目「物理・化学」を最初に勉強させるのがトレンドとなっています。
迷ったらまず「法令」で勉強に慣れよう!
テキストを最初から最後まで読み流す
現在の市販のテキストは、どれも合格に必要な知識が充分に記載されています。
あとは、文章の書き方だったり、色味など好みで選んでも外れはないと思います。
テキストの使用目的は、過去問を解いて、分からない内容を調べることです。
そのため、じっくり最初から読む必要がありません。
テキストは、「さらっと」を意識して読みましょう。
ここでじっくり時間をかけて知識を暗記しても、問題集を解くころには忘れます。
ですから、知識を暗記していくのではなく、「こんなことを勉強していくのかぁ」という程度で読み流すことがポイントです。
決して、最初からマーカーで線を引いたり、ふせん紙を貼ったりしないようにして下さい。
過去問題を解く
過去問題は、市販の過去問題集や、過去問サイトなどで解くことができます。
私のオススメは、「公論出版 乙種4類危険物取扱者試験〇〇年版」です。
過去問で実戦的な問題を解くことは、合格に必要不可欠です。
この問題集は、テキストの機能も充分にありますので、テキストは購入しない場合でも、問題集だけは購入してみてください。
過去問を解いていきますが、正解・不正解は無視してください。
選択肢の内容のどの部分が正しいのか又は間違っているのか、その理由を必ず確認してください。
この分からなかったところが合格に必要な知識です。
この分からないところを発見せずに、過去問を解いても意味がありません。
ぜひ、テキストや問題集にマーカーで線を引いたり、ふせん紙を貼って、記録しておきましょう。
さらに過去問題を1~2回解く
1回目の過去問演習を終えて、「合格に必要な知識」が分かります。
そして、さらに過去問を2回目、3回目と解いていくことで「知識の定着」と「忘れ防止」をおこなっていきます。
試験の本番まで、「覚えている」状態を目指しましょう。
1回目に比べて、2回目、3回目にかかる時間は圧倒的に少なくなっているはずです。
知識を思い出しながら問題が解けるようになっているはずです。
答えの選択肢を覚えて正解してもダメです。その理由がわかるようになることが目的です!
さらに、問題を解く時間を短くするためのポイントは
- 知識を覚えていて、何回解いても解ける問題は、解かない
- 1問の中に、重要知識が凝縮されている「お得な」問題を解く
勉強をしていると、個人的に苦労なく覚えてしまう分野が不思議とあります。
すると、過去問題を解いても、知識も覚えていて、何度解いても正解します。このような、個人的な得意問題は、しっかり覚えていますので、試験前に復習するくらいでいいです。
1問解くのに5分くらい時間がかかります。塵も積もればで、勉強時間を節約できます。
過去問の中には、「お得な」問題があります。
たった1問で、複数の知識を勉強できる問題です。効率がいい問題です。
この「お得感」は、過去問を繰り返し解いていき、解答を読んでいくと分かってきます。
数問の問題を解くかわりに、1問で効率的に勉強していきましょう。
まとめ
この勉強方法を使えば、勉強時間に個人差はでますが、合格レベルまで到達できます!
多くの合格者の口コミがある危険物乙4ですが、「勉強期間」だけはマネしないでください。
どのくらいの間、勉強したかはその人次第です。私の知人には、3日間で45時間という人がいます。誰もが、3日間で合格できるとは限りません。
試験に合格できる知識を暗記できているか、過去問が解けるかが、一番大切です。
今回紹介した勉強方法を参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
しばやんの体験談(危険物 乙4&甲種)
乙4の時の勉強方法とまったく同じ方法で、令和3年に甲種に挑戦して合格することができました。
乙4よりも、勉強内容が増えた分、勉強時間が増えました。しかし、それ以外は何も変わりませんでした。
この勉強方法は、危険物試験全部で使えます!