危険部乙4に合格したら次に取りたいオススメ資格3つを紹介。これで定年後の再就職準備もOK!

こんにちは、しばやんです。

危険物乙4合格おめでとうございます。

喜び冷めないうちに、定年後の準備もいっそ終わらせませんか?

私が所属している中規模のビルメンテナンス会社では、定年後に再就職された人の割合が約70~80%になります。

ほぼ、定年後の再就職した人で、職場は回っています。

ビルメンテナンスの仕事は、定年後の再就職先のひとつとして有力といえます。

そこで今回紹介する危険物乙4に合格して、次に取得しておきたいオススメ資格は次の3つです。

  • 第2種電気工事士
  • 消防設備士6類
  • 2級ボイラー技士

私の周りの再就職した人の多くが持っていた、危険物乙4以外の資格です。

この3つを今のうちに取得しておけば、定年後の再就職も有利になるはず!

少しでも3つの資格に興味を持ってもらえるよう、概要やオススメポイントを紹介します。

第二種電気工事士

どんな資格なの?

一般住宅や事業所などのように、電力会社から低圧(600ボルト以下)で受電する場所の配線、電気使用設備などの一般用電気工作物の電気工事の作業をすることができる資格です。

簡単に言うと、身近な電気に関わる作業・工事ができるようになります。

家庭のコンセントを交換するにも、第二種電気工事士を持っていないと作業できません。

ビルメンテナンスの仕事では、コンセントの交換、照明器具の交換などに必要となる資格です。

試験内容

第二種電気工事士試験は、「筆記」と「技能」試験があります。

試験の種類試験の内容
筆記四択のうち一つをマークシートに解答する方法
実技試験会場で、配線図で与えられた問題を支給された材料で完成させる方法

「学科」と「技能試験」に両方合格して、免状取得となります。

学科は、電気が苦手な人でも、市販のテキストと過去問の繰り返しで十分合格できます。

合否のポイントは、「技能試験」です。

支給された材料で配線図を見て、時間内に工具を使って作り上げる試験です。

試験に出題される候補問題13問は、事前に公表されます。

合格への近道は、実際に候補問題を何度も作ってみて慣れることです。

私の同僚は、元総務課の仕事をしていましたが、一発で合格できました。慣れることが大切です。

注意が必要なのは、候補問題とまったく同じ施工条件では、出題されません。

当日の試験問題の施工条件で完成させる合格です。

丸暗記して候補問題を完成させてしまい、不合格にならないよう注意が必要です。

受験の際は、公式サイト「一般財団法人 電気技術者試験センター」にて最新情報をご確認ください。

受験資格

第二種電気工事士試験は、受験制限はなく誰でも試験を受けることができます。

受験手数料

①インターネットによる申し込み¥9,300
②書面による申込み¥9,600

※令和4年2月現在の受験手数料です。

オススメの理由

第二種電気工事士は、資格を持っていないと作業ができません。

入社後に教育しても作業ができないため、募集の段階で断られる可能性が高くなります。

さらに、近年のビルメンテナンスの求人情報を見ていると、「第二種電気工事士 資格歓迎」に対して、「第二種電気工事士 必須」が増えてきている傾向にあります。

ビルメンテナンスへの再就職に、第二種電気工事士は今後必須になるように思います。

今回紹介する3つの資格の中でも、できるだけ最初に第二種電気工事士を取得しておくことをオススメします。

消防設備士 乙種第6類

どんな資格なの?

乙種消防設備士は、消防用設備等の整備、点検を行うことができます。

特に、第6類は「消火器」の整備、点検ができます。

ビルメンテナンスでは、整備作業をする機会はありませんので、点検がメインになります。

試験内容

消防設備士 乙種第6類試験は、「筆記」と「技能」試験があります。

試験の種類試験の内容
筆記試験四択のうち一つをマークシートに解答する方法
実技試験写真やイラストおよび図面などを見て筆記にて解答する方法

消防設備士 乙種第6類試験の「筆記」も、いわゆる暗記系です。

テキストと問題集を覚えて合格できる試験です。

「実技」試験は、消火器や器具の写真を見て、各質問に筆記で解答用紙に解答します。

マークシートと違って、「覚えている知識を実際に手で書いて説明する」必要があります。

わずかに「実技」の方が、難易度が上がりますが、「筆記」試験の延長程度の難易度と思ってもらって大丈夫です。

受験資格

消防設備士 乙種第6類試験は、誰でも受験できます。

試験手数料

消防設備士 乙種第6類試験の試験手数料は、¥3,800です。

※令和4年2月現在の受験手数料です。

オススメの理由

消防用設備等は、ほとんどの建物に設置してあります。

設置してある以上、消防用設備等の日常点検は必要です。

知識のない人が点検しても異常を発見できません。

異常をわかる人が点検することに意味があります。

できるだけ会社としては、点検できるように資格を持っていて欲しいんです。

「資格手当」を出してくれる求人が意外と多いのも、需要の表れです。

2級ボイラー技士

ボイラーとは、蒸気を作る設備で

ボイラー技士免許は、ボイラーを取り扱う作業をするために必要な資格です。

蒸気は、お湯を作るための装置や、冷水・温水を作る装置などのエネルギー源として利用されるため

ビルメンテナンスの仕事でも、ボイラーの運転・点検をする機会も多いです。

試験内容

2級ボイラー技士試験は、「学科」試験があります。

試験の種類試験の内容
学科五択のうち一つをマークシートに解答する方法

ボイラー設備は、日常で見かけない設備なのでイメージをすることができません。

イメージができないため、テキストの内容が難しいように感じますが

ネット上のボイラー設備に関する写真やイラストを見ながら勉強することで十分に合格できる試験です。

受験資格

2級ボイラー技士試験には、受験制限はありません。誰でも受験可能です。

免許交付の条件

2級ボイラー技士試験には、「学科」試験に合格しても、免許を取得することができません。

免許を取得するには、次のどちらかの条件を満たす必要があります。

  • ボイラー実技講習の修了
  • 一定の実務条件

性別に関係なく、満18歳以上で免許を取得することができます。

試験手数料

2級ボイラー技士の試験手数料は、¥6,800です。

ボイラー実技講習料(愛知支部)は、\26,286(非会員,テキスト代含む)

※一般社団法人 日本ボイラ協会がおこなっているボイラー実技講習の講習料は

各支部によって若干変わりますので、詳細はホームページにて確認してください。

オススメの理由

最近では、ボイラーの小型化で、2級ボイラー技士免状はいらないという意見があります。

しかし、ビルメンテナンス会社が管理する設備は、ほとんどが古い建物です。

まだまだボイラー技士免許が必要なボイラーが多く、需要があります。

取得しない人が増えればこそ、資格を持っていることに価値が出てきます。

今より、これから価値が高まる資格だと思います。

まとめ

今回紹介した3つの資格は、比較的取得が簡単なものばかりです。

取得しやすいため、再就職時のライバルたちが持っている可能性も高いです。

持っていないとライバルに比べてマイナス評価になってしまいます。

再就職なんてまだ先のことかもしれませんが、取っておいて損はありません!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。